包茎を始めとして陰部関連のトラブルが多いですが、その中に亀頭ブツブツ除去に関する問題が出て来る事があります、亀頭ブツブツ除去とは、読んで字の如く亀頭にイボの様なブツブツが発生してしまう事であり、機能的には問題が無いケースもあれば感染症であり放置しておくと深刻な事態を招く事も無いではありません。
そこで今回、亀頭ブツブツ除去に関して治療方法や考えられる病気について基本ポイントを3点程述べていきます。
とにかく亀頭ブツブツ除去とは、自己判断せずに確実に裏取りをしておかないと問題が大きくなりやすい性質を有していますので、悩んでいる場合は気になる項目をしっかりチェックして下さい。
亀頭ブツブツ除去に至るまでの基本知識
まず、亀頭ブツブツが発生したとして亀頭ブツブツ除去に踏み切る前にそれが何であるか特定しないといけません。
亀頭に出来たブツブツの正体が、例えばフォアダイスこと真珠様丘疹、もしくは包皮腺であった場合はその正体は脂肪の塊ですので、外見が異質であるとか、性のパートナー等に不快感を覚えさせてしまう等の点を除くのであれば、特に問題は無いです。
痛いとか、かゆいという様な心配も特に無いと思って下さい。
ただし、ヒト乳頭腫ウィルス(HPV)に感染する事で出て来る尖圭コンジローマだった場合は話が激変します。
こっちの症状も痛みや痒みが出て来る様な事は無いのですが、放置した場合陰茎全体がイボで覆われてしまう事になる上他人に感染するという問題もあります。
外見がフォアダイスに酷似しているので素人判断してしまう事もあるのですが、専門機材を使って調べない事には特定は困難ですので、気になった場合には必ず病院への受診が不可欠です。
ちなみにこれ以外にも粉瘤や光沢苔癬、多発性粉瘤症(陰嚢石灰沈着症)に陰嚢被角血管腫、陰部伝染性軟属腫等で全部で10を超えるブツブツ付の病気があり、中には痛みや深刻に手術をしないといけないケースもあるので、決して軽く見ない事をお勧めします。
亀頭ブツブツ除去の具体的な治療手順について
特別な病気では無くフォアダイスこと真珠様丘疹や、包皮腺であった場合は手術治療が基本になると思って下さい。
電気メスでイボを順に焼灼する事になり、早い場合は来院から30分程度で完了する事も多いです。
痛いかどうかに関しては、個人の感受性の差を入れないで言うならば、許容範囲程度の物になります。
手術中は麻酔が効いていますし、イボを焼く以上終わった後に多少痛みや引き攣れが出る事もありますが、日常生活に支障が出る事は無いと思って構いません。
大概の場合は、痛みが出た時に備えて痛み止めももらえますので、それを飲んでおけば問題が無い範囲で収まります。
ですが、尖圭コンジローマの場合でしたら手術が終わった後も感染症ですので、ウイルス対策もしなければいけませんので最終的に3~6か月程度の治療期間は必要です。
他にも、30%の確率で再発してしまう事もありますので、確実に根治させたいというのであれば治療の間に期間が開かない様にして一気に進めてしまった方が堅実と思って下さい。
ちなみに、相談先は泌尿器科の持ち所になってきます。
昨今は言い出し難い人の為に男性や女性だけでスタッフを固めているクリニックも増えていますし、電話による無料相談を請負っている所もありますので、その辺を利用するのも1つの選択肢です。
その他の亀頭ブツブツで注意したい事について
まず、亀頭ブツブツが尖圭コンジローマだった場合ですが、この病気の潜伏期間は早い人の場合は3週間ほどで一気に出たりもしますが遅い場合は半年以上経ってから発症するという様な事もあります。
他にも陰部から感染する病気と思われがちですが、口等の粘膜から感染してしまう事もありますので「昨今に心当たりのある行為が無いから関係が無い」等と判断してしまうのは、NG行動と考えて下さい。
後は治療の専門外来は泌尿器科となりますが、性病関連の病気は包茎等もそうですが美容整形等でも扱っている事があり中には高額請求の上、アルバイトの専門外の医師が執刀をしていた等という様なケースも無いでは無いです。
手術の時間自体は差ほど掛かりませんがそれでもトラブルを避けるという事を考えるのであれば、可能な限り泌尿器科の方で手術を行い、美容整形等で行う場合は必ず医師の来歴がしっかりとHP上から確認出来る様な所を選ぶ事をお勧めします。
ちなみに日帰り手術OKですが帰ってから急変したりしないか心配であるという人向けに、24時間のサポート体制を整えている病院も増えていますので、より万全を期したいというのであれば、そういう病院を探すというのも1つの選択肢です。
まとめ
尖圭コンジローマ等の性感染症である場合と、フォアダイスの様に実は脂肪の塊であったという場合で大きく見ると2種類が亀頭ブツブツには有り得ます。
ただし、粉瘤や光沢苔癬、多発性粉瘤症(陰嚢石灰沈着症)に陰嚢被角血管腫、陰部伝染性軟属腫等等の深刻な病気の事も無いではないので、気付いたならば自己判断せずに早急に病院へ行く事が肝心です。
後は、尖圭コンジローマとフォアダイスの時は手術が基本対応で、痛みは特に大きくは無く尖圭コンジローマの場合は手術後も治療が続いて最終的には3~6か月程掛かる事もチェックポイントになります。